3D座標系は一般的な数学座標系であり、CGの世界では右手系と言われ、使用するグラフィックライブラリのOpenGLが採用する座標系です(下図参照)。また、XY面が水平面でZ軸方向が上方向(Z-UP)となります。
建設系ビューアなのでCADと同様に、画面横方向がX軸方向、縦方向がY軸方向の上から見た平面図が最初のビュー(トップビュー)になります。
3D座標系(右手系)
ちなみに、測量で使用する平面直角座標系は数学座標とX軸Y軸が逆でありCG的には左手系の座標系です。
平面直角座標系のデータを読込んだり入力する際は、X座標とY座標を入れ替える必要があります。
座標系の単位を設定する項目はありませんが、測量で使用する平面直角座標系(測量座標系)またはそれを回転変換したローカル座標への対応を主に考えているため、ベースとなる単位は m(メートル)としています。
X,Y,Z軸まわりの回転を考える場合、右手系の場合は軸の正の方向に向って右ネジを回す方向を回転の正の向きとします(下図参照)。
XY面を水平面としてZ軸回りの回転(水平回転)に注目すると、上から見た回転は反時計回りが正で「AutoCAD」の回転の向きと同じです。一方、測量の場合には水平の角度は時計回りが正であり反対になります。これは右手系と左手系の違いを意味します。
拡大表示および縮小表示は、それぞれメニューバーから[表示]-[拡大]、[表示]-[縮小]を選択します。
ツールバーから[拡大]ボタンまたは[縮小]ボタンをクリックします。
マウスホイールをスクロールすると拡大・縮小します。前方にスクロールで拡大、後方にスクロールで縮小します。また、右ボタンを押したまま上下にドラッグすると拡大・縮小します。上方向が拡大、下方向が縮小です。
タブレット等のタッチ機能があるスクリーンの場合、次の2通りの方法で拡大・縮小できます。
・[ピンチアウト]・[ピンチイン]
スマホと同様に2本指で画面をつまみ、広げたり狭めたりすることで拡大・縮小します。
・[ロングタップ]+[上下ドラッグ]
画面をロングタップしてから指をドラッグすることで拡大[上ドラッグ]・縮小[下ドラッグ]します。
マウスの左ボタンを押したままドラッグするとカメラ視点が回転します。視点を移動したり中心を指定していない場合、オブジェクトの中心が回転の中心となります。オブジェクト自体は回転せずカメラ視点が移動するのでオブジェクトの座標値は変わりません。
タッチ機能があるスクリーンの場合、普通に指で[ドラッグ]することで視点.が回転します
マウスホイールを押したままドラッグするとカメラ視点とその焦点(回転中心)が移動します。
[SHIFT]キー +[左ボタン]ドラッグでも同じ操作をします。
タッチ機能があるスクリーンの場合、[SHIFT]キー +[ドラッグ]で視点.が移動します
[CTRL]キー+[右ボタン]クリックにより点を選択することで、3Dビューの視点焦点(回転の中心)を任意に指定できます。
メニューバーの[3Dビュー]に続き、[平面]、[左側面・西面]、[正面・南面]、[右側面・東面]、[背面・北面]、[底面]から選択します。
ツールバーの[平面]、[左側面・西面]、[正面・南面]、[右側面・東面]、[背面・北面]、[底面]から選択します。
メニューバーの[3Dビュー]に続き、[南西俯瞰]、[南東俯瞰]、[北東俯瞰]、[北西俯瞰]から選択します。
ツールバーの[南西俯瞰]、[南東俯瞰]、[北東俯瞰]、[北西俯瞰]から選択します。
[スタートページ]で各俯瞰ビューを描画すると下図のようになります。
南西俯瞰
南東俯瞰
北東俯瞰
北西俯瞰