前ページでは、図形のポリラインからTINサーフェスを作成しましたが、本ページでは図形の三角面からTINサーフェスを作成します。図形の三角面をTINオブジェクトへ変換して活用を図ります。
ここでは前頁のポリラインからTIN作成と同じ法面で三角面を作成します(下図の赤枠内)。
メニューから[図形]-[三角面]をクリックします。
三角面の作成の詳細は、🔗図形と文字の挿入のページを参照してください。
最初の三角面は3点全て点群から座標取得を行うので、[スナップオブジェクト]パネルの[点群・座標点]を有効にします。
2つ目の三角面は、最初の三角面の頂点②と③を参照したいので、1点目と2点目は[スナップオブジェクト]パネルの[図形]を有効にします。3点目は[点群・座標点]に戻します。
以降は上記の操作を繰り返して三角面により法面を構成します。下図は全三角面の作成状況です。わかりやすくするために色分けしています。
三角面からTINサーフェスを作成する場合、表示状態の三角面を対象とします。TINにしたくない三角面はオブジェクトツリービューから非表示にします。
メニュー[ユーティリティー]-[図形(表示の三角面)からTIN作成]を選択します。
[図形(表示の三角面)からTINを作成]ダイアログが開くので出力設定を行います。
出力先を新しいページにするか現在のページにするかを選択し、TINのオブジェクト名が年月日-時刻の自動テキストになっているので任意に編集します。
設定後[OK]ボタンをクリックします。
現在ページに出力した場合、オブジェクトツリーに新しく[TINサーフェス]のノードが追加され、点群と作成したTINが重なって表示されます(下図上段)。
TINの形状をわかりやすくするために、メニュー[ユーティリティー]-[TINの領域で点群非表示]を実行し、TINオブジェクトを選択状態にしてエッジも表現しました(下図下段)。
なお、TINの表面積はプロパティの SurfaceArea に表示されます。
作成したTINから各エッジの辺長および各面の面積・勾配の値について、寸法ラベルを作成して表示できます。