「複製」は、選択したTINを同じページまたは新しいページに複製(コピー)を作成します。TINを編集したい場合にオリジナルを残す時などに利用します。
「編集」は、不要なメッシュを削除したり、部分的に削除した穴の穴埋めを行います。TINを選択してメニューを実行するとTINの編集フォームを表示します。
削除方法は、メッシュの辺長を指定して削除する方法とメッシュを選択して削除する方法があります。前者は、TINを作成した時にできるTIN端部の不用の(餃子の羽のような)メッシュを大まかに削除したい場合、指定した辺長より大きいメッシュを自動で削除します。後者は、削除したいメッシュを直接マウスクリックまたはドラッグで選択して削除します。.
穴埋めは、削除したできた穴部分に新たにドロネー三角形分割により面を追加します。一度に複数の穴埋めが可能です。穴の最大サイズ(外接球の直径)の概数を指定します。
プロパティツリービューで作成したTINや読込んだTINを選択状態にします。右クリックのショートカットメニューから[選択したTINの複製を作成]をクリックします。
複製するTINの出力先を新しいページまたは現在のページから選択します。
出力するデータ名に自動テキストが表示されるので任意で編集します。
[OK]ボタンをクリックすると複製データを作成します。
プロパティツリービューでTINデータを選択状態にします。右クリックのショートカットメニューから[選択したTINを編集]をクリックします。
[選択したTINを編集]メニューを実行すると、TIN編集フォームが開き編集前のTINデータを表示します(RGB色情報やカラースケール段彩は表現されません)。
フォーム上部のメニューから処理方法を選択します。
TIN編集後にフォーム右下の[OK]ボタンをクリックすると、フォームを閉じて元のTINデータを更新します。
本ソフトで点群データからTINを作成すると、TIN端部に辺長の大きい不用なメッシュが作成される場合があります。このようなメッシュを辺長を指定して削除できます。
メニュータブの【辺長指定削除】を選択します。
2D辺長(XY平面上の水平距離)または3D辺長をドロップダウンから選択するか直接入力して[削除]ボタンをクリックすると、TIN全体から3辺のうちいずれかが指定の辺長より大きいメッシュを全て削除します。
マウスクリックまたはドラッグでメッシュを直接選択して削除することも可能です。
メニュータブの【メッシュ選択削除】を選択します。
削除するメッシュの選択方法を選びます。
左クリック選択:
マウスの左ボタンでメッシュを直接クリックします。[CTRL]キーを押しながら左クリックすることで複数のメッシュを選択できます。
マウスの左ドラッグによるビュー視点の回転ができません。
右クリック選択:
マウスの右ボタンでメッシュを直接クリックします。[CTRL]キーを押しながら左クリックすることで複数のメッシュを選択できます。
マウスの左ドラッグによるビュー視点の回転が可能です。
左ドラッグ選択:
マウス左ボタンのドラッグにより範囲を指定して選択します。ドラッグ方向が画面右方向の場合はメッシュ頂点が3点いずれも範囲内であるメッシュを選択対象とし、反対に左方向の場合はメッシュ頂点のいずれか1点が範囲内であるメッシュを選択対象とします。
マウスの左ドラッグによるビュー視点の回転ができません。
右ドラッグ選択:
マウス右ボタンのドラッグにより範囲を指定して選択します。ドラッグ方向が画面右方向の場合はメッシュ頂点が3点いずれも範囲内であるメッシュを選択対象とし、反対に左方向の場合はメッシュ頂点のいずれか1点が範囲内であるメッシュを選択対象とします。
マウスの左ドラッグによるビュー視点の回転が可能です。
選択したメッシュが赤くハイライトするので、[削除]ボタンをクリックすると削除を実行します。
メッシュの削除によりできた閉じた穴部分を新たにドロネー三角形分割により面を張ります。
メニュータブの【メッシュ穴埋め】を選択します。
穴の最大サイズ(外接球の直径)の概数を指定し、[穴埋め]ボタンをクリックします。